王道が失敗した本当の理由
新ジャンル「王道デレ」
前回の記事にたくさんコメントを頂き有難うございます。
流石に30件を超えて、ひとつひとつにお返事するのが難しくなってきましたので、お返事に変えて、また少し、思ったことを書いてみたいと思います。
今日、FaOIのパンフを受け取ってきました。
結弦くんのコメントは幕張のパンフには載っていなかったので、通販で入手できるというシステムは大変有難かったです。
新潟公演のパンフということですが、11ページもローカル色豊かな広告があって(笑)ハイセンスで都会的な表紙デザインに対し、中身のローカル色のギャップにちょっとニンマリしてしまいました。
その中の結弦くんがコメントで、プログラムの再演について
「3シーズン目ってどうよ」
という本音も語っていましたね。
私も、何度か書いてきたことですが、オリンピック前のショートというのは持ち越して当たり前だと思うんですよ。
ショートで失敗したら一気に順位を下げる
わけですから、ショートこそ鉄板のプログラムを持ってくるのがセオリーだと思うんですね。
ショート、フリー共に新しいプログラムで戦うことを讃えるような発言をしている人もいますが、戦略的に考えたらそれはいいことではないんですよ。
ショートのミスで沈むリスクは新しいプログラムの方が高くなるわけですから、体に馴染んだ曲の方がいいに決まっています。
そこを「逃げ」だのなんだのと言う人は、勝つための戦略を理解していないのです。
メダルを争うということは、勝つための戦略は絶対に必要です。
そこは、私も何度も書いてきたことです。
ショートフリー共に新しいプログラムを用意して胸を張れるのは、今まで「これ」というプロに出会わなかったか、構成を上げていない選手だけです。
長いあいだ構成を上げていない選手は、同じプログラムで滑れば明らかにジャッジにガッカリされますから、そこは曲を変えるしかありません。
でも、構成をどんどん上げている選手は、細かなところで違いがあるわけですから、継続したところで問題はないと\xBB
笋六廚Δ里任后\xA3
かつてボーヤンは、ジュニアの時に使っていた曲でシニアに上がってきましたが、誰も飽きたなんて思いませんでしたよね?
信じられないくらいクリーンな4Lzに、興奮して手を叩いていましたよね?
なので、継続してジャッジに飽きられるということを気にするより、2本とも新しいプログラムにして選手の負担を増やし、慣らすために練習量を増やした挙句、怪我を誘発させてしまう方が私は問題だと思っているわけです。
もちろん、ショートでミスをしてトップと10点以上つけられたとしても、ヘルシンキワールドの結弦くんのように、それをひっくり返すことは可能です。
でも、そんなドキドキはしないに越したことはないですし、選手も慣れたプログラムの方がエレメントに集中できますから、継続は決してマイナスではないのです。
ただ、結弦くんにとって誤算があったとすれば、「Let"s Go Crazy」がいまひとつ相性が合わなかったことなんじゃないかと私は思うのです。
16-17シーズンに入る前は「Let"s Go Crazy」を継続して「